妙高火打周辺(新潟) 不動山(1430.0m) 2018年11月10日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 7:10 ゲート−−8:41 廃林道入口−−8:58 沢−−9:00 分岐(右下へ)−−9:01 分岐(左へ)−−9:04 沢(橋)−−9:05 登山道起点−−10:07 1083m鞍部−−10:48 不動山(休憩) 11:11−−11:28 1083m鞍部−−12:06 登山道起点−−12:36 南葉山林道−−14:19 ゲート

場所新潟県上越市/妙高市/糸魚川市
年月日2018年11月10日 日帰り
天候曇後雨
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場林道ゲート前に駐車
登山道の有無ありだが廃林道区間は草藪で道形無し
籔の有無廃林道は草藪。それ以降はごく一部で笹が被る程度
危険個所の有無無し
山頂の展望たぶん360度の大展望だが今回はガスで真っ白
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント意外にも登山道がある山。南葉山林道の膳棚峠(妙高/上越市境)のゲートより往復。林道歩きが長くゲート〜山頂往復で約24k(林道区間は片道約7km)。林道は舗装でゲートが無ければ普通車でも問題ない状況。南葉山林道を離れると元舗装の草ぼうぼうの荒れ果てた廃林道。谷を過ぎればまともな登山道に変わり山頂へ。山頂は低灌木と笹で展望良好(のはず)。


地図クリックで等倍表示


南葉山林道へつながるスキー場内の道 南葉山林道との合流点から峠へ
南葉山林道。普通車通行不能 妙高/上越市境の峠。施錠されたゲート
山腹を林道が延々と巻いているのを歩く ちょっとだけ路肩が崩れた林道
新設された林道支線 火打山斜面が僅かに見えた
シャルマン火打スキー場 坂本弁護士一家殺害事件の慰霊碑
坂本弁護士の遺体が遺棄された場所とのこと 標高840mで南葉山林道から廃林道へ
草ぼうぼうだが舗装道路 標高750m地点で林道崩落。でも通過可能
標高700m地点で沢を横断 沢のすぐ先で右に下る分岐へ
これも舗装道路だった 標高690m地点で左へ入る
標高690m地点の直進方向(登山道ではない)は灌木 左の廃林道も舗装道路だった
名立川左俣を渡る場所 流れは太い管で林道の下を通過
さらに廃林道を進む 左に登山道が上がる。標識無し
登山道に入ってからはまともな道が続く 周囲はブナ林
休憩所? 標高960m地点の休憩所
休憩所から見た不動山。雲に覆われる フィックスロープ
標高1050m地点。山頂まで90分 標高1050m地点。トラバース道
1083m鞍部付近 標高1130m地点。山頂まで45分
標高1210m。ガスに突入 標高1340m。濡れた笹が被りゴア装着
不動山山頂。開けている 山頂標識
主三角点 三角点
小さな祠が倒れていたので直したが不安定 気温は+3〜+4℃
下山開始 標高1270m。ガスから出る
標高1020m。最後の水場 休憩所
廃林道に出る 不動岳山頂がガスから顔を出した
標高750m林道崩落箇所 南葉山林道に合流
標高980mで自転車発見。往路では無かったような 標高1120mでガスに突入、雨も降りだした
ゲート到着。寒い! ゲートの鍵
南葉山林道と分かれてスキー場内の道へ
南葉山林道の名立側ゲートの位置
ゲートがグーグルアースに写っている。衛星写真の解像度は何気に凄い
グーグルストリートビューによる名立側ゲート
名立側ゲートの位置。廃林道入口まで約6.1km、標高差は約500m。道のりは妙高側より約1km近い


 不動山は容雅山と並んで妙高山と大毛無山を結ぶ稜線に位置するピーク。登山道は無く残雪期の山だとばかり思っていたが、最近になって不動山には名立側から登山道があることを知った。ただし登山道起点は南葉山林道脇で、林道は現在のところ妙高側/名立側ともゲートがかかっていることを知った。妙高側は妙高/名立境界の膳棚峠、名立側は場所は不明だが、おそらく里からそれほど遠くない場所だろう。下山後、グーグルアースの衛星写真でゲートが見えないかと探したら発見してしまい、その位置は367m標高点近くにある堰堤のすぐ上流側の標高380m地点だった。グーグルのストリートビューで実際のゲートの様子も分かってしまった。地図上で廃林道入口までの道のりを測定したら約6.1kmで妙高側ゲートよりも1km弱近かった。

 どちらからも登山道までの林道歩きが長いので、通常は毎年秋に開催される旧名立町主催の不動山ハイキングツアーで林道はバスを使って日帰り登山を行う。ところが今年は林道の崩壊でツアーは行われないとのこと。しかし今年10月に膳棚峠から往復した記録を発見、登山道はしっかりして藪はほとんど無いらしいことが分かり、無雪期に片づけるべき山に変わった。ただし、林道歩きが長く登山道を含めて往復で約25kmもある。日帰りできる距離ではあるがたっぷりと歩かされる。しかも林道の最高地点からコース中で最も低い場所まで標高差500mもあり、帰りはこれを登り返すことになる。帰りの登りは精神的にもつらいものだ。

 膳棚峠へは南葉山林道で行くものとばかり考えていて、妙高側からカーナビの指示に従って舗装された道を上がっていくが、標高670mのカーブから先は草がはみ出し路面がひどく荒れたダートに変わり、オフロードバイクならともかく4輪車では通行は絶対に無理な状況。ここから歩こうかとも思ったが峠までの距離は片道5kmを越えていて、往復10kmが加わると日帰りできるか不安な距離だ。でも私が読んだ記録では峠までそんな悪い道とは書かれておらず、すんなり峠のゲート前まで車で入っているように思えた。

 諦めて別の山にしようかとも考えたが、遠い昔の5月にこの林道経由で大毛無山に登ったときに、スキー場内の車道から山頂近くまで山菜取りの車が何台も上がってきていたのを見てがっかりしたことを思い出し、スキー場内から登ることにした。

 その範囲の地形図は準備していなかったがカーナビにその道が出ていたので助かった。大きなホテルの建物脇を通って右の道を進むと自然にスキー場内を登る道に入る。南葉山林道と違って道幅は広くきれいな舗装路面で安心して走行可能な道がどこまでも続く。濃霧なので気を付けて運転する必要があるが、晴れていれば下界の景観がすばらしそうな場所だった。

 やがて横移動となりスキー場を横断して南葉山林道と合流、あちらの道は相変わらずひどいダートで最近車が通った形跡はない。合流点から峠側は通行止めの表示があるが横を通れるような隙間があり、そのまま舗装道路を進んでいくと程なく膳棚峠に到着。情報どおりしっかりとゲートがかかっている。

 今夜はここで車中泊だが、これから前線の通過で風が強くなりそうで風向きを考慮して駐車。鞍部の影響か夜中から明け方は車が揺れるほどの強風だった。ガスも濃く細かな雨が降り続いていた。

 翌朝、日の出前に目覚めるが相変わらずガスと強風と雨。せめて雨が止んでから出発しようと更に一眠り。若干風が弱まり雨が止んでから出発。ガスも少し薄まってきたようで西側の山並みが時々顔を出すようになった。気温は+10℃くらいあって高めだが日差しが無く強風で体感的には寒いので上下のゴアを着て出発。

 ゲートは4桁のダイヤル式だが作りはかなりしっかりしている。両側はバイク突破できぬよう障害物が積まれ、人間の通過は谷側を迂回するよう踏跡ができていた。林道は完全舗装で非常に良好。小さな落石が散らばっているくらいで普通車でも通行に支障はなかった。残念ながらこの林道は不動山に登るためのものではないので延々と稜線を巻いてジグザグに下っていくので距離が無駄に長い。地形図に記載が無い新規林道が左に伸びていたりするが、衛星写真でも見ないとどこに至るのかは不明。

 標高980m地点で林道脇に石のモニュメントが出現。何かと思ったらオウム真理教による坂本弁護士一家殺害事件の死体遺棄現場とのこと。関東から遠いこんなところが現場だったとは。ゲートができた理由の一つにこの事件があるのかもしれない。

 場所によっては不動山方向に立木が無く開けた場所があり、林道から不動山が見えたが上部は雲の中。その背後の妙高も雲の中であった。天気予報では回復傾向だが,山間部も晴れてくれるかなあ。

 さらに標高を下げて標高840m地点で地形図の細い実線が鋭角に左に別れるところが不動山登山道の入口だが、そこは廃林道で案内標識も無い。昔は治山工事用だったようだが、今は草ぼうぼうで当時の面影は残っていない。ダートかと思ったら舗装道路で、場所によってはきれいに路面が残る場所もあるが、大半はアスファルトが剥がれて草が生え、流れた水で溝は掘れているしで荒れ放題。これが登山ルートの一部とは思えない状態。これも林道崩壊で入る人がいないからであろう。生えているのはほとんどが草なので、少し手入れすればきれいになりそうだ。

 標高760m地点では路面が大きく崩れていたが崩れたのは道路より下側のみで上側は無事。僅かに残った林道左端のさらに左側に獣道ができていた。その先は大きな崩壊個所はなかった。

 標高700mの大きな右カーブで沢を横断。ここは沢から流れ込んだ大量の土砂が林道に積もり、その上を沢が流れていたが水量は少なく容易に渡ることができた。

 このすぐ先で林道分岐が登場。舗装されたまっすぐ伸びる道と草ぼうぼうに荒れ放題の右への分岐だが、先人の記録のおかげで迷わず右へ。この道も実は舗装された路面だったのだが、少し先まで歩かないとアスファルトは見えないのであった。

 この道を下っていくと再び分岐が登場。直進は右へ曲がりながら下っていく舗装道路だが、草ではなく潅木が生えている。ここは左へ分岐する草ぼうぼうの廃林道が正解で、眼下には沢が見えている。この道もまた舗装道路なのだが、分岐点の様子ではその片鱗も見えないほど。この一帯の道はおそらく周囲の沢にかかる砂防ダム群建設に使われ、建設当時は全て舗装されきれいな路面だったのだろうが、長い年月で路面が荒れて大半のアスファルトは剥がれてしまい、今の姿に至ったのだろう。

 次の沢は地形図で水線が書かれた沢であるが、流れは太いパイプを通って路面の下を通過するので橋と言える構造物はなかった。今の時期は渇水期で水量は少ないからだろうか、もし徒渉する必要があったとしても難なく渡れる程度の流れであった。

 草や潅木が立ち並んだ廃林道をさらに100m程度進むと左の斜面に登る明らかな道が。ここが登山道の取り付き点であった。ここまで長かった林道+廃林道歩きがやっと終わった。

 ここまでの廃林道区間は草が生えて先ほどまでの雨で濡れて雨具が必要な場所であったが、登山道に変わってからは嘘のように藪は無くなり歩きやすくなった。間違いなく定期的に整備の手が入っているとしか思えないレベルの登山道で、あの廃林道との落差が信じられない。絶対にあの廃林道は事前情報が無いとその先に登山道があるとは信じられない。ツアーがある年は廃林道も草刈りするのかもしれないが・・・

 登山道に出てからはやっと登りに変わり、体に触れる藪もほとんど無いし、ここは谷間で風も無いし今は雨も降っていないのでゴアを脱ぐ。道は予想以上に程度が良く、途中で迷うことはまず無さそうだ。ただしここまでに登山道の案内標識は一切見られなかった。このレベルの道ならエアリアマップでは赤実線でも不思議ではないだろう。林道が一般車通行止めだからなのかもしれないが、もし開通することがあれば標識も整備されるかもしれない。

 地形図では沢を渡ってから特徴のない広い斜面に破線が書かれているが、下山後のGPSトラックログを見て分かったのは実際に道があるのはその東側の微小尾根だった。地形図の破線は856m標高点を通って2分岐しているが、実際の登山道はその1本北側の尾根の810m鞍部を通過して、地形図の2本の破線の間に通っていた。微小な谷をいくつか横断するが、どれも水量は少ないので全く問題なかった。少し湿って靴が沈む場所があったがそれは1個所のみ。概ね良好な道が続く。

 標高950mで太い尾根に乗ったと思ったら尾根を進むのではなく、尾根を乗り越えてそのままトラバースに変わる。ここでも道は良好で、途中で丸太のベンチが置かれた広場が登場、落ちていた千切れた標識によれば休憩所らしい。案内標識を見たのはこれが初めて。まあ、標識と言っても恒久的なものではなく、プリントアウトした紙をパウチ処理したものだが。

 この先のトラバースは若干道の程度がダウンし、草が生えていたり道幅が細くなりロープが張られた場所があったりするが、それでも道を失うレベルではない。濡れた斜面と木の根で滑らないように注意して通過。まあ、滑ったところでこの下は何10mも滑落するような地形、植生ではないので大きな心配は不要だ。

 左手の斜面の高さが低くなり、1083m鞍部付近でほぼ尾根に乗るが、地形図に出ているような道は尾根上に無く、一面の根曲がり竹であった。当然ながら夏道が無ければ無雪期はかなり苦戦しそうな植生であった。

 1083m鞍部から登りにかかっても良好な道が続く。ここから山頂まではずっと尾根通しの道で、これまで弱かった西寄りの風が強まり寒さを感じるようになったので腕カバーを装着。今日は防水防寒手袋で正解だった。

 徐々に高度が上がると雲の層が近づき、いつの間にかガスに入っていた。風は強く体感的にかなり寒くなったので温度計を見ると+3,4℃まで下がっていた。今日は下界では暖かくなると言っていたが主に太平洋側の話かもしれない。登りで体を動かしている間はまだいいが、山頂で休む間は防寒着が必要だろう。

 ガスの層に入ると雨は降っていないが霧が枯れ枝にぶつかって水滴になり、強風で枝から飛ばされて頭上から降り注ぐようになり、弱い雨が降っているかのごとしだ。これだけなら雨具は不要だが、標高1340m付近のみ笹が両側から大きくはみ出し、枝から落ちた水滴をたっぷり含んでいて雨具が必要だった。防寒を兼ねてここで上下のゴアを着た。ただし笹の大きなはみ出しは数10mほどで、その先は再びきれいな登山道に戻った。全く笹が体に触れないとはいかないが、手で払えば済む程度だ。

 さらに高度が上がると周囲の木が矮小化し森林限界の様相を呈してきた。おそらく冬の気象の厳しさが原因だろう。ガスで周囲が見えないが、本来ならば展望がいいはずだろう。もうお昼近く、昨夜のネットの天気予報ではこの付近も晴れているはずだったが残念。雨が降らないだけマシと考えよう。

 登り切ったところが不動山山頂だった。これまでは両側は根曲がり竹や笹だったがここは平坦な山頂部全体が草付きの気持ちいい場所だった。真ん中には大きな石の祠と倒れた小さな祠。横倒しの祠は元に戻しておいたが、地面付近が傾いているようで座りが悪かった。小さな物とは言っても30kgはあるので簡単に動かすことはできなかったのでこれで我慢。雪の重みで倒れてしまうかも知れないが、どうしようもない。周囲は高さ1〜2mくらいの根曲がり竹と潅木なので晴れていれば展望を楽しめるだろうが今はガスで真っ白。風を避けられる場所に陣取って防寒着を着込んで休憩。ここまで約4時間歩きっぱなしだったので藪漕ぎが無かったとは言えさすがに疲れた。帰りも標高差500mの登り返しがあるので、往路の疲労を考慮に入れると4時間近くかかるだろう。気温は+3〜+4℃のままで、防寒手袋が役立った。

 帰りは往路を戻るだけ、しかも迷いやすい廃林道の分岐は全て合流となるのでルートの心配はない。あとは濡れて滑りやすい斜面の下りで気を付けるだけだ。往路では所々で古いフィックスロープを見かけたが、登りでも下りでも自然地形を利用すればロープに頼る必要はなかった。ある程度高度が落ちるとガスの層から抜け出したが上空は厚い雲に覆われて日差しはなく相変わらず寒い。山頂で休憩するために着た防寒着を着たままで歩いてちょうどいいくらいだった。

 登山道を下り終えて廃林道に達すれば登りに変わる。ここから林道最高点までの登り返しは標高差500mもある。林道の距離も含めれば3時間というところか。少なくとも暗くなる前にはたどり着けるだろうから焦る必要はない。できればこのまま休憩無しでゴールに飛び込みたいところだが、体力的に持つかどうか微妙だ。

 廃林道の登り返しで運動量が上がり暑くなってきたので防寒具と雨具を脱いで半袖シャツへ。今は風が無いからいいが、風が抜ける場所に出たら1枚羽織らないと寒いかも。気温は朝よりも下がって10℃を切っていた。これで登り返して高度が上がるとまた冷蔵庫並みの低温か。

 廃林道を登り切って南葉山林道に出るが、草が無くなって歩きやすくなるがこの先の方が登り返しがきつい。急がずに一定のペースで足を進める。ラジオでは東京は暑いくらいの陽気と言っているがこちらは寒い。日差しはないし、谷間から出て風も当たるようになってきた。

 やがてぽつりぽつりと雨が落ちてきた。この程度なら雨着無しで行けると思っていたが徐々に降り方が強まり雨具を装着。防寒具も兼ねてちょうどいいタイミングだった。比較的風が無い場所が多く雨が真上から落ちてくるのでゴアのズボンが無くても足元はあまり濡れなかった。ただしかなり濃いガスで視界は50m程度で、先の地形が見えないので地図上のどこを歩いているのか全く把握できないので、残りの距離も分からないのは精神的にきつかった。唯一の目印は林道が谷を横断する個所で大きくカーブするところ。この林道には2個所あるが、ここは谷の規模と僅かながら水が流れているのを往路で確認しているのでいい目印になった。2つ目の大きな谷を越えればゴールは近いがまだガスの中。雨が降っている中では休む気も起きずに黙々と歩くだけ。それに休むには寒すぎだ。

 やっとガスの層の下に抜け出すとゲートは間近。細かな雨はまだ降っていて明らかに出発時よりも天候は悪化していて天気予報が大外れだ。まさが最後の林道歩きで雨具のお世話になるとは思わなかった。半袖シャツの上にゴアだけでは寒いくらいで何か防寒装備を追加したかったが、そのためには雨具を一度脱がなくてはならず濡れてしまうのでそのまま歩きとおした。

 ゲート到着。気温は+3〜+4℃で寒い。車のエンジンをかけて暖房を入れて車内で着替え。いつの間にかガスの層はここまで下がってきて辺りは白くなってしまった。車の運転は気を付けないと。往路と同じくスキー場内の舗装道路を下っていくが、他に車は1台のみ。林道脇ではなく車止めがされた支線からリフト駅に入っていたのでスキー場関係者の車らしかった。下っていくとゴンドラが試運転中で無人の小さなゴンドラがゆっくりと行き交っていた。ニュースによると今年はエルニーニョが発生し暖冬傾向だという。スキー場の営業が始まるのは遅くなるかもしれない。


まとめ
 予想外にまともな登山道で驚いたというのが正直な感想。ここのところ足を運んだ富山県の山よりも明らかに登山者数は少ないのにまともな道。ただし中間地点の廃林道だけは登山コースには見えなかったが。今のところ林道歩きが長く一般ハイカーが気軽に歩ける場所ではないが、健脚なら問題なかろう。

 出発時は名立側のゲート位置が不明だったが、帰宅後の調査で明確になった。距離は妙高側より1km弱短いが、累積標高差は50m程度損をする。このことからどちらかに大きなアドバンテージがあるわけではないが、やはり帰りの登り返しが軽い名立側の方が個人的にはメリットがあるように思える。ただし関東や長野から行く場合は名立側の方が道のりで50kmくらい遠くなるのがネック。糸魚川以西の人なら文句なしに名立側から入山だろう。特にこれから気温が下がって降雪の機会が増えてくると妙高側は車で峠まで入れなくなる確率は高いが、名立側は12月までは問題ないだろう。

 

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